「繁栄の福音」5つの誤り その2
「繁栄の福音」の誤りの2番目です。
引用元:ゴスペル・コーアリション
誤り2:イエスの贖いは物質的貧しさの罪の赦しも含む
神学者のケン・サールズは「繁栄の福音の神学的評価」という記事の中で、「肉体の癒やしと経済的繁栄は贖いの中に含まれている」と主張しています。
この誤解は、繁栄の福音を提唱する人たちが犯している二つの誤りに起因するもので、贖いの範囲の理解が間違っています。
まずはじめに、繁栄の神学の信奉者の多くは、イエスの公生涯について基本的な誤解をしています。
たとえばジョン・アヴァンツィーニという教師はTBNという番組で、イエスは「大きくて素敵な家」に住んでいた、「イエスは大金を扱っていた」、イエスは「デザイナーズ・ブランドを着ていた」などと教えています。
キリストの公生涯についてこのような曲解をする人なら、キリストの死について曲解しても無理はありません。
贖いに関する二番目の誤りは、第二コリント8:9の解釈の間違いです。
あなたがたは、私たちの主イエス・キリストの恵みを知っています。すなわち、主は富んでおられたのに、あなたがたのために貧しくなられました。それは、あなたがたが、キリストの貧しさによって富む者となるためです。
浅い読み方をすると、まるでパウロが経済的な豊かさについて教えているかのように思えます。しかし文脈に従って読むなら、まったく逆の原則を教えていたことがわかります。
パウロがコリント教会に教えていたのは、キリストは贖いにおいて多いなることをしてくださったのだから、クリスチャンは自分を空しくして、自分の経済をもって主に仕えるべきだということです。
訳注
つづく
↓お帰りはこちら↓ ↓またはこちら↓