ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】アガペー=愛餐

 
 みなさん応援してくださってありがとうございます。
 
 少しずつギリシャ語の単語を覚えています。
 
 今日は「アガペー」の一風変わった意味について書きます。
 
 
 ユダ12
 彼らは、あなたがたの愛餐のしみです。
 
 
 この箇所で「愛餐」と訳されているのは、かの有名アガペーの複数形です。
 
 アガペーは、ふつう「愛」という意味で使われていますが、
 
 もう一つの意味として愛餐/love feastという意味があります。
 
 
●背景
 
 こんにちの聖餐式はパンと葡萄酒(葡萄ジュース)だけですが、
 
 初代教会の聖餐式は全品目が揃ったれっきとした食事で、
 
 「愛餐/アガペー」と呼ばれていました。
 
 
バイブル・バックグラウンド・コメンタリーでユダ12を調べると、次のように解説されています。

 
最後の晩餐は、完全な過ぎ越しの食事であった。初代教会は、食事を祝うという伝統を守っていた。その食事会では、パンと葡萄酒は食事の一部にすぎなかった。聖餐式は完全な食事であり、「愛餐」とも呼ばれていた。
 
 
 
●ユダ12
 
 ユダ12節で「しみ」と訳されているのはスピラスという言葉で、海の岩礁のことです。
 
 10節を見るとわかりますが、ユダが「岩礁」と呼んでいるのは、偽教師のことです。
 
 
ニュー・リビング・トランスレーション・バイブルは、「岩礁」(偽教師)について次のように解説しています。
 
 
偽教師たちが愛餐会の交わりに参加する場合、彼らは危険な岩礁と同じように、あなたがたを信仰の破船に遭わせる恐れがある。彼らは恥知らずで、自分自身のことしか考えていない。・・・
 
 
●おわりに
 
 愛餐がアガペーと呼ばれていたというのは、なんだか深遠ですね。

 確かに教会の愛餐会には、特別な主の働きを感じます。

 みなさんの教会でも、愛餐会を「アガペー」と呼ぶことにしてはいかがでしょうか。

 初代教会の雰囲気を味わえるかもしれません。
 
 
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