【ミニ投稿】罪も罪の影響もない小羊 1ペテロ1:19
キリストに罪がなかったことを表現するために、ペテロは旧約聖書の言葉を使いました。
●キリスト=真の全焼のいけにえ
1ペテロ1:19
「傷もなく」と訳されているのはアモモスという言葉です。
アモモスは七〇人訳(旧約のギリシャ語版)の、次のような箇所に使われています。
しかし、もし全焼のいけにえのためのささげ物が、羊の群れ、すなわち子羊またはやぎの中からなら、傷のない雄でなければならない。
εἰς ὁλοκαύτωμα, ἄρσεν ἄμωμον
全焼のいけにえ 雄 傷のない
言うまでもなく、ペテロは七〇人訳の中で全焼のいけにえに使われているこの言葉を
真の全焼のいけにえであるキリストに使ったのです。
律法には、後に来るすばらしいものの影はあっても、その実物はないのですから・・・
へブル10:1
あなたは全焼のいけにえと罪のためのいけにえとで満足されませんでした。へブル10:6
●傷もなく=罪の影響がない
アモモスの意味は、次のとおりです。
厳密には、「欠損のない、しみや汚れのない」という意味。
比喩的に、「道徳的、霊的に責められるところがない、罪の影響で損なわれていない」
1ペテロ2:22
キリストは罪を犯したことがなく、その口に何の偽りも見いだされませんでした。
イエスさまには、罪も罪の影響もなかったということです。
だからこそ、真のいけにえとして私たちを聖めることができました。
感謝です。
へブル10:10
このみこころに従って、イエス・キリストのからだが、ただ一度だけささげられたことにより、私たちは聖なるものとされているのです。
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