ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

【ミニ投稿】慈しみ深く+役に立つ神 1ペテロ2:3


 
 日本語では出せないギリシャ語の含みを分かち合います。
 
 
役に立つ神
 
1ペテロ2:3 
あなたがたはすでに、主がいつくしみ深い方であることを味わっているのです
 
 
 この「いつくしみ深い」という訳語は全然間違っていません。
 
 ただこの言葉にはこれとは別の含みもあるので、
 
 それを分かち合いたいと思います。
 
 
「いつくしみ深い」と訳されているのはクレストスという言葉で、
 
役に立つ、柔和な、心地よい、親切な」という意味があります。
 
 
 この言葉に関して、さらに調べてみました。
 
クレストスは、ギリシャ・ローマ社会において、ありふれた奴隷の名前だった。
キリスト(ギ:クリストス)という言葉は馴染みが薄かったため、代わりにクレストスが使われた。両者の発音が類似していたからである(F.F.ブルース)
 
 
 奴隷の名前に使われていたということは、
 
 クレストスという言葉には、「役に立つ」というニュアンスが強くあることを、
 
 ペテロは十分認識していたはずです。
 
 なぜペテロは、このような意味がある言葉を使ったのでしょうか?
 
 
 
詩篇からの引用
 
 ネット・バイブルを調べてみたところ、
 
 1ペテロ23は、詩篇348からの引用であることがわかりました。
 
 
詩篇34:8 
主のすばらしさを味わい、これを見つめよ。幸いなことよ。彼に身を避ける者は
 
 
 つまりペテロは、
 
 困ったときの避け所になる神 = 役に立つ神
 
 ということを言いたかったのです。
 

 ペテロにとって主なる神は、
 
 生活の中で身を避けることができ、
 
 実際に助けてくださる「役に立つ神」だったのです。
 

 私たちも困ったときは、ぜひ主に身を避けましょう。

 主は「役に立つ」神なのです!
 
 
↓最後までお付き合いくださりがとうございます↓