救いの3段階とは?
1.完了形/過去形で書かれている救い 「罪の罰」からの救いはすでに完了している
①ソーゾー(救う)の完了形
「あなたの信仰が、あなたを救ったのです。安心して行きなさい。」ルカ7:50
あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。エペソ2:8
②ソーゾーのアオリスト過去形
神は私たちを救い、また、聖なる招きをもって召してくださいましたが、それは私たちの働きによるのではなく、ご自身の計画と恵みとによるのです。この恵みは、キリスト・イエスにおいて、私たちに永遠の昔に与えられたものであって 第二テモテ1:9
信じた瞬間に義認が完了したことを示しており、義認はプロセスではなく、神による行為であることを示している。
これらの聖句から、私たちは永遠のいのちを所有していることがわかる。これについては、ヨハネ5:24に述べられている。
わたしのことばを聞いて、わたしを遣わした方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきに会うことがなく、死からいのちに移っているのです。
2.現在形で書かれている救い 「罪の力」から救われつつある
*ソーゾ-の現在形(英語のing形)
十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。第一コリント1:18(新共同訳)
恐れおののいて自分の救いを達成してください。ピリピ2:12
この聖句でパウロは、ピリピ教会のクリスチャンたちに、神が与えてくださった新しいいのちを実生活の中で働かせることを勧めている。
現在形の救いは、内住の御霊の働きにより「罪の力」から救われつつあることを意味している。
3.未来形の救い 「罪の存在」からの救い(肉体の救い)
以下の箇所は、救いが将来のこととして語られている。
ローマ5:9~10、ローマ8:24、ローマ13:11、第一コリント5:5、エペソ1:13~14、第一テサロニケ5:8、へブル10:36、第一ペテロ1:5、第一ヨハネ3:2~3
そればかりでなく、御霊の初穂をいただいている私たち自身も、心の中でうめきながら、子にしていただくこと、すなわち、私たちのからだの贖われることを待ち望んでいます。
私たちは、この望みによって救われているのです。目に見える望みは、望みではありません。だれでも目で見ていることを、どうしてさらに望むでしょう。ローマ8:23~24
肉体の贖いは、第一コリント15:52~56、第一テサロニケ4:16に書かれている亡くなったクリスチャンの復活と生きているクリスチャンの携挙の際に起こる。
霊において生かされた信者の救いは、この段階で完成することになる。第一コリント5:5「それは彼の肉が滅ぼされるためですが、それによって彼の霊が主の日に救われるためです」にある「彼の霊が主の日に救われる」というのは、信者の復活の際に、「彼の霊」の救いが完成することを言っている。
未来形で書かれている救いは肉体が救われることについて述べており、それによって身体から罪(の性質)が消え去ることを意味している。
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