ダビデの日記

自分が学んだ聖書の教えに関するブログ

聖霊のバプテスマ その1

「その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。手に箕を持っておられ、ご自分の脱穀場をすみずみまできよめられます。麦を倉に納め、殻を消えない火で焼き尽くされます。」マタイ3:11~12

ある兄弟から尋ねられ、緊急に記事にすることにしました。

上記の箇所における「聖霊と火とのバプテスマ」が意味していることは、通常、カリスマ・ペンテコステ派で語られている「聖霊バプテスマ」とは大きく異なります。

●文脈
上記の箇所の文脈は、7節でパリサイ人やサドカイ人がバプテスマのヨハネのもとに現れたときから始まります。

ヨハネは彼らを見るや、終末に行われる「大きな白い御座」の裁き(黙示録20:11~15)の話を始めます。

ヨハネはパリサイ人とサドカイ人に対して、「まむしのすえたち」と呼び掛けました。

この「まむしのすえたち」という言葉は創世記3:15で述べられている「おまえの子孫」(蛇の子孫)と同義語で、彼らが滅びに定められていることを意味します。
 
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参考:ヨハネ8:43~44でもイエスは、表面的にしか信じていないユダヤ人たちに向かって、彼らの父親は悪魔であると語っています。
 

「まむしのすえたち」と呼んだ直後にヨハネは、彼らが「御怒り」をのがれることはできないと言います。

この「御怒り」とは、終末に行われる神の裁きのことです。

10節では「実を結ばない木は・・・火に投げ込まれます」と言っています。

言うまでもなく、バプテスマのヨハネは、パリサイ人たちが地獄に落とされると預言しているのです。

このように、「聖霊と火とのバプテスマ」について述べている文脈は、終末論がテーマです。

この話の流れの中でヨハネはイエスのことを語り始めます。

聖霊=救いの保証
11節の後半でヨハネは、終末におけるイエスの役割について述べます。

「その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。」

では、聖霊バプテスマを授けるとはどういう意味でしょうか。
 
聖霊には色々な役割がありますが、一つの重要な役割は天国行きの「保証」(手付金)という役割です。

以下の聖句をご覧いただくと、おわかりいただけると思います。

「この方にあって、あなたがたもまた、真理のことば、あなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことにより、約束の聖霊をもって証印を押されました。聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です。」エペソ1:14

「神はまた、確認の印を私たちに押し、保証として、御霊を私たちの心に与えてくださいました。」Ⅱコリント1:22

「神は、その保証として御霊をくださいました。」Ⅱコリント5:5

聖霊と火とのバプテスマ」というフレーズにおいても、「聖霊」は救いの保証という意味で使われています。

そして11節の「聖霊」は、12節の「麦」、つまり救われて「倉」(=天国)に入れられる人々と呼応しています。

つまりマタイ3:11での「聖霊バプテスマ」は、キリストによる救いのことを表しています。
 
ヨハネは、「聖霊バプテスマ」を授けるお方と述べることで、イエスが救いを授けるお方であると述べているのです。
 
●火のバプテスマ=裁き
一方、「火のバプテスマ」は、終末における神の裁きを意味しています。

12節の「箕」とは、収穫した穀物を空中に散らして、「殻」が風によって吹き流されるようにする道具です。

「殻」は、神の役に立たない不信者たちを意味しています。

そして「殻は消えない火で焼き尽くされます。」(12節)
 
言うまでもありませんが、不信者は裁かれて、「火の池」(地獄)に落とされます(黙示録20:15)。

●まとめ
このように、聖霊バプテスマ」には、キリストによる救いという意味があります