聖霊のバプテスマ その1
「その方は、あなたがたに聖霊と火とのバプテスマをお授けになります。手に箕を持っておられ、ご自分の脱穀場をすみずみまできよめられます。麦を倉に納め、殻を消えない火で焼き尽くされます。」マタイ3:11~12
ある兄弟から尋ねられ、緊急に記事にすることにしました。
ヨハネは彼らを見るや、終末に行われる「大きな白い御座」の裁き(黙示録20:11~15)の話を始めます。
ヨハネはパリサイ人とサドカイ人に対して、「まむしのすえたち」と呼び掛けました。
この「まむしのすえたち」という言葉は創世記3:15で述べられている「おまえの子孫」(蛇の子孫)と同義語で、彼らが滅びに定められていることを意味します。
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「まむしのすえたち」と呼んだ直後にヨハネは、彼らが「御怒り」をのがれることはできないと言います。
この「御怒り」とは、終末に行われる神の裁きのことです。
10節では「実を結ばない木は・・・火に投げ込まれます」と言っています。
言うまでもなく、バプテスマのヨハネは、パリサイ人たちが地獄に落とされると預言しているのです。
聖霊には色々な役割がありますが、一つの重要な役割は天国行きの「保証」(手付金)という役割です。
以下の聖句をご覧いただくと、おわかりいただけると思います。
「この方にあって、あなたがたもまた、真理のことば、あなたがたの救いの福音を聞き、またそれを信じたことにより、約束の聖霊をもって証印を押されました。聖霊は私たちが御国を受け継ぐことの保証です。」エペソ1:14
「神はまた、確認の印を私たちに押し、保証として、御霊を私たちの心に与えてくださいました。」Ⅱコリント1:22
「神は、その保証として御霊をくださいました。」Ⅱコリント5:5
そして11節の「聖霊」は、12節の「麦」、つまり救われて「倉」(=天国)に入れられる人々と呼応しています。
12節の「箕」とは、収穫した穀物を空中に散らして、「殻」が風によって吹き流されるようにする道具です。
「殻」は、神の役に立たない不信者たちを意味しています。
そして「殻は消えない火で焼き尽くされます。」(12節)
言うまでもありませんが、不信者は裁かれて、「火の池」(地獄)に落とされます(黙示録20:15)。